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「手根管症候群」の診断と治療

症状

親指人差し指中指の3本に加えて、薬指の半分(中指側)がしびれます。
ただ、どの指が一番しびれるかは個人差があり、薬指半分のしびれは自分で気づいていない人もいます。

治療

サポーター
夜間だけでも着用すると、軽症の人は症状軽減につながることが多く、軽症の人には私はサポーター着用(就寝時は必ず着用。日中は付けられる時のみ着用)をまず、提案します。
サポーターの目的は「手首の動きを制限する」ことなので、ふにゃふにゃの柔らかいサポーターでは効果が乏しいので、金属支柱等が入って、ある程度固定力のあるものが良いと思います。

ステロイド注射が一般的には推奨されていますが、私は現在実施していません。

手術
手根管開放術が行われます。
手のひらを切開し直接靱帯を切る方法と、関節鏡を使って切る方法があり、どちらも「原因となっている横手根靱帯を切って、神経への圧迫を解除する」点では同様です。
私は直接手のひらを約3cm切開し、手術しています(日帰り・局所麻酔で)。

注意点

重症になってから手術を受けても、治るのに時間がかかる(=治りにくい)ので、あまり我慢しすぎないようにして下さい。

手術費用<その他諸費用(薬代など)が別途必要になると思います>
3割負担の方:約12千~31千円
<内訳>
・(直接手のひらを切開する)手根開放術の場合:4110点(=41,100円)
・(関節鏡使う)関節鏡下手根管開放術の場合:10400点(=104,000円)
・麻酔:浸潤麻酔